ゲームセクターのバンクオブイノベーション(4393)が盛り上がっています。
ゲームセクターについて解説します。
ゲームアプリ開発には大きく分けて3つのパターンがあります。
1,受託開発
大手のバンダイナムコさんや任天堂さんから
「こういうゲーム作って欲しい。お金はこっちで用意するから。」
開発費を負担してもらう分、リリース後の利益はほとんど持って行かれてしまいます。
というより、大手さんに派遣として入って開発しているようなイメージで、受託した側は裏方のような扱いで、
会社名もあまり表に出てこないことがあります。
2.レベニューシェア
こちらもバンダイナムコやスクウェアエニックスといった大手と共同でアプリを作る場合にする契約になります。
レベニューシェアは開発段階で、双方が開発費を出し、開発費の負担額に応じて、リリース後も利益を分配する形となります。
100億かかる開発なら大手と7:3の割合で開発したとすると、リリース後は売上の3割が入ってくるイメージです。実際は事細かな契約がある為、あくまで例として考えてください。
App storeに掲載されているアプリは課金額の3割をAppleが持って行ってしまう為、先ほどの例でいくと100億の3割を引かれて70億円、70億の3割得るので、制作側は21億円となります。
この仕組みはそもそもIPと言われる知的財産、つまり、ワンピースやドラクエ などの版権を持つ会社が配分的に多く持っていくのは当然です。
なぜならワンピースやドラクエ というコンテンツにひかれてダウンロードしたユーザーが多く、自社で作った知名度のないキャラクターでゲームを出した場合、それほどのダウンロード数と課金を見込めない為です。
3.自社IP
自社が作ったIPで勝負するパターンです。
自社で制作しているので開発費が全て自己負担で、リリース後の利益も総取りになります。
株価がとてつもなく上がるパターンはこの自社IPがヒットした場合になります。
今まで、利益が年間数億の会社が数十億、数百億に化ける可能性もありえるんです。
もちろん、Appleには3割持っていかれます。
自社IPの場合、開発費と保守、運営に多大なお金がかかる為、
お金がない会社にはそもそもできない、いいコンテンツ、クオリティが出せないなどの問題が生じる場合が多いです。
これらをまとめるとゲームセクターの銘柄を買う場合には、受託開発なのか、レベニューシェアなのか、自社IPなのか、レベニューシェアは何割もらえるのかなど調べる必要があります。
そして実際にゲームをダウンロードし、プレイすることでクオリティーを判断し、これからそのアプリが伸びそうなのかを判断する必要があります。
今後株価はどうなるのか。
バンクオブイノベーションの自社IPであるメメントモリに期待です!!
コメント