先物ETFは短期投資のみしかしてはいけません
それは減価というものが発生するからです。
減価というものは説明すると
コンタンゴとバックワーデーションについて説明が必要な為
かなり複雑になりますので簡単にざっくり例えて説明します。
チーズケーキ先物ETFという商品が株式市場にあるとしましょう。
この商品の運用会社はチーズ証券
チーズ証券は消費期限が1ヶ月間(30日)のチーズケーキを
1500円で買いました。
ですが消費期限が近くなればなるほどチーズケーキの価値は下がります(消費期限が過ぎたら食べれない為)。
例えなので1日に50円下がるとしましょう。
15日経った時750円の価値しかありません。
もしゼロになったらこのチーズケーキ先物ETF自体の価値がゼロになり上場廃止となります。
その為チーズケーキを15日経った時点で750円で売り、新たな消費期限1ヶ月のチーズケーキを買い直します。しかし750円しかない為、半分しか買えません。
半分しか買えない為このチーズケーキ先物ETFの価値は半額になりました。
この仕組みが減価であり
コンタンゴという現象です。
消費期限が長い(期先)
消費期限が短い(期近)
期近のものより期先の方が高いことが世の中では当たり前なんです。
これは一般的な現象です。
稀にチーズケーキ大ブームが起こり、「消費期限なんて関係ない!今日、なんなら今食べたいんだ」って人が多い場合があります。
その場合期近より期先の方が安い場合があるんです。
その場合3000円で売って1500円で2つ買えるとういうようなコンタンゴと逆の状態が起こります。
これがバックワーデーションです。
皆さんついてきてますか?笑
これを実際にあるドバイ原油先物ダブル・ブル(2038)で考えましょう。
ダブルというのは2倍の動きをする商品ですが、その解説はまたやりますので今回は無視してください。
実はコロナショックの時なんですが
一回、原油がマイナスの価値になったことがあるんです。
コロナショックにより需要が減りすぎた為、原油の保管スペースがなくなり、お金を払うから逆に買い取ってくれっていう状態になりました。
そしたら普通は原油の値段に連動しますから、原油先物の価値がゼロどころかマイナスになりますので上場廃止になります。
ですが野村證券は先程の説明のように
価値がゼロになる前に期先の原油に乗り換えていたのです。
ゼロになる寸前に乗り換えた為、かなりの減価になり急落しました。
その時のチャートです。
期先に乗り換えるのがもう少し遅れてたらこの商品はこの世に存在してなかったかもしれません。
その後、コロナショックからの需要のリバウンドとロシアウクライナ問題により、バックワーデーションが起き、価格が上昇
し続けているというのが今の状況です。
ETFの運用方法については商品ごとに
期先に乗り換えるタイミングなどがまちまちだと思いますので運用会社のホームページの商品説明を参照ください。
ETF先物は基本的に長期で持つと価値が減り続ける物だと思って投資してください。
説明が難しいなぁー、、、w
今日は浜松にある37cafeという店にお邪魔しました。
畳の半個室だった為、息子が大はしゃぎで喜んでました。
そんな子供を見ていたらなんて自分は幸せなんだろうと感じました。
しかし、月曜日の相場が下がることを思い出し、
いまいちテンションが上がりませんでした、、
株の話を休みの日まで考えるなんて、、
トホホ…
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